| 番号 | 題名 | 作詩年月日 | 曲(賛美歌ほか) |
| B01 | 君は葡萄樹――ヨハネ伝15章―― | 1977.Spring | 讃美歌273B「わがたましいを」 |
| 1 君は葡萄樹 われらその枝 いのちの君に 連(つら)なりあれば つねに緑し 枯るるを知らず 花咲き香り ゆたかに実る | 2 祈りて在れば み霊の光 わが身にそそぎ 力は来たり 愛の燈火(ともしび) 心に点(とも)り われを貫き み業は進む | 3 「わが葡萄園(ぞの) わが召団(エクレシヤ)! みたまの力 いのりに受けよ 十字架を負いて われに従え! 使徒の昔を 今とし生きよ」 | 4 わが主イエスよ われらの幹よ み霊の愛に われらは生きん 大和島根に 若枝(わかえ)を伸ばし 葡萄の房を 頒(わか)ちて与えん |
| B02 | 使徒らの昔を | 1979.12.09 | 讃美歌359 「夕陽はかくれて」 |
| 1 使徒らの昔を 慕いて我は 聖書(みふみ)に読み入り 祈りてあれば み霊の我が主は わが身を抱き 十字架に耐え得る 力を賜う | 2 聖書(みふみ)の現実(うつつ)は 次元の高き み霊のたばしる 生命(いのち)の世界 み霊の我が主は わが身を抱き 十字架に耐え得る 力を賜う | 3 主の日を遵(まも)りて 戦いあれば 聖(み)霊も呻きて 執り成し給う み霊の我が主は わが身を抱き 十字架に耐え得る 力を賜う | 4 聖旨(みむね)のまにまに わが業(わざ)をなし 主に在る生きざま 貫き往かん み霊の我が主は わが身を抱き 十字架に耐え得る 力を賜う |
| 5 わが世の旅路も 日暮を迎え 夕(ゆうべ)の鐘の音(ね) 暮韻(ぼいん)嫋々(じょうじょう) み霊の我が主は わが身を抱き 十字架に耐え得る 力を賜う | 6 終末(おわり)の峠を 踏み越え進み 星のしるべにて 嶮路を往かん み霊の我が主は わが身を抱き 十字架に耐え得る 力を賜う | 7 常世(とこよ)の晨(あした)の 明くるときには 天使(みつかい)天降(あも)りて 昇らせ給え! み霊の我が主は わが身を抱き 十字架に耐え得る 力を賜う | |
| B03 | 晨に夕に | 1979.12.11 | 讃美歌319 「わずらわしき世を」 |
| 1 晨(あした)に夕に 朝日夕陽を 胸中(みぬち)に迎えん み民われらは | 2 浮世の渦(うず)より わが家に帰り しばし休らいて 聖書(みふみ)を開く | 3 聖書(みふみ)の光は われをばとらえ み神のドラマに ひき入れ給う | 4 祈りの魂(たましい) 神に迫られ み言(ことば)さながら み霊の生命(いのち) |
| 5 はらわたの嘆きを 主は知り給う 友らはいづこぞ 独り祈る | 6 されどみ空には 使徒らの万軍 看(み)護りてあれば 孤軍安けし | ||
| B04 | 天なる母よ――母小池みつ子の23周年記念の日に―― | 1980.01.19 | 讃美歌519 「わがきみイエスよ」 |
| 1 天(あめ)なる母よ 汗と涙の 幾十年(いくととせ)をば 勤労(つとめ)給へり 主よ主よ 愛を尽くせし すべての母を ねぎらいたまえ | 2 天なる母よ 北支の古都に 子を失いて 帰途に失明 主よ主よ 愛を尽くせし すべての母を ねぎらいたまえ | 3 天なる母よ 闇の旅路を かこつことなく 忍び給へり 主よ主よ 愛を尽くせし すべての母を ねぎらいたまえ | 4 世の母たちよ 子女らの胸に 信望愛の 花を咲かせよ 主よ主よ 愛を尽くせし すべての母を ねぎらいたまえ |
| 5 世の母たちよ 世界に平和 もたらすものは 愛の力よ 主よ主よ 愛を尽くせし すべての母を ねぎらいたまえ | 6 世の母たちよ 讃歌(うた)を合唱(うた)いて 愛の虹をば 世界に架せよ 主よ主よ 愛を尽くせし すべての母を ねぎらいたまえ | ||
| B05 | 巷のおのこら | 1979.12.14 | 讃美歌530 「うき世の嘆きも」 |
| 1 巷(ちまた)のおのこら 求めは何か 家路の乙女ら 何をか語る 君らの心の 求むるものは 聖書(みふみ)にあるなれ ひもときてみよ | 2 「喫茶のお店に 立ち寄る人よ たのしく語らん わが体験を 心を開きて 聴きたまえかし いのちの言は よろこびとならん」 | 3 「聖書の話は 奇(く)すしきドラマ からだに受けたり 生命のひびき そのときにわかに 歓びに満ち わが身は生きたり 何にかたとえん」 | |
| B06 | 今はいづこで (小池辰雄独唱あり) | 1980.03.14 | 中山晋平作曲「さすらいの歌」 |
| 1 今はいづこで 暮らしておるや 星は移るも 忘れめや 美(は)しき想い出 かぎりもあらじ おみなおのこら 今いづこ | 2 あつき祈りを ひとりで祈り 十字架のもとで われは待つ 岩にせかるる 谷川の如 流れ流れて 会うときを | 3 受けしみ恵 忘れておらじ 聖書(みふみ)ひもとき 祈れかし 昔を今の み霊の愛よ! いつか集会(つどい)に 馳(は)せて来よ | |
| B07 | 都の西の――武蔵野幕屋四十周年記念歌―― | 1980.11.30 | 讃美歌461 「主我を愛す」 |
| 1 都の西の 武さしの村に 幕屋を張りて 四十歳(よそとせ)を経(へ)ぬ わが主イエス 救い主! われら生く エン・クリスト! | 2 わが兄政美 北京の地にて 十字架を負いて いのちをすてぬ わが主イエス 救い主! われら生く エン・クリスト! | 3 その死の祈り われをば打てり われはめさめて 主を信じたり わが主イエス 救い主! われら生く エン・クリスト! | 4 無教会なる 群に育ちて 十字架を仰ぎ みたまを知らず わが主イエス 救い主! われら生く エン・クリスト! |
| 5 時は満ちたり 阿蘇の山にて 友の手島と 主に叫びたり わが主イエス 救い主! われら生く エン・クリスト! | 6 み霊は降(くだ)り バプテスマされ われらは使徒の 信に帰りぬ わが主イエス 救い主! われら生く エン・クリスト! | 7 三十年(みそとせ)経たる 滝見荘にて 昔を偲(しの)び 感慨無量! わが主イエス 救い主! われら生く エン・クリスト! | 8 使徒らの次元 ああ慕はしや キリスト召団 進みゆくなり わが主イエス 救い主! われら生く エン・クリスト! |
| 9 東京・京都 大阪と奈良 埼玉・裾野 増えよ召団 わが主イエス 救い主! われら生く エン・クリスト! | 10 我らは聖名に 栄光(さかえ)を帰して 無的実存 貫き往かん わが主イエス 救い主! われら生く エン・クリスト! | ||
| B08 | 明治と大正――七十七路(1981.2.7)の峠にて―― (小池辰雄独唱あり) | 1981.02.01 | 讃美歌312 「いつくしみ深き」 |
| 1 明治と大正 昭和五十六(いそろく) はやくも過ぎにし 七十七(ななそななじ)路よ 辿(たど)りける路は 惨(みじ)めなれども み恵みは深く 胸中(みぬち)にぞある | 2 わが兄政美と 内村・藤井・ 塚本の師恩 など忘れめや 友なる手島と 阿蘇の山にて 受けたる聖霊(みたま)は 我らを変えぬ | 3 かのときこのかた み霊(たま)は宿り 使徒らの次元に つらなりたれば 霊(く)すしきみわざは 破れ器に 現われ給えり ただ聖名を讃(ほ)む | 4 旧約新約 神のドラマぞ 聖書の焦点は 無者キリストぞ 彼は無私の人 神はすべてぞ 神秘のこの無に 漲(みなぎ)る聖霊(みたま) |
| 5 十字架・聖霊 この福音の 証者となりてぞ 今こそ我ら 使徒らの一路を 貫き往かん キリスト召団 勇みて進め | 6 病患(なやみ)ある者に 手を按(お)き癒(いや)し 求むる者には 聖書(みふみ)を語り 迷う人々に 道をば示し 苦しむ人をば 祈り助けん | 7 世紀の終末(おわり)は ややに近づく 我らは各々 聖名にありてぞ 天賦(てんぷ)の仕事に 力を尽くし 主のため世のため 生涯(いのち)を捧げん | |
| B09 | 春を迎え――イスラエル旅行歌―― | 1981.03.17 | 田村虎蔵作曲「青葉の笛」 |
| 1 春を迎え イスラエルへ テマサトラベルの 同行の群 今や出で往く 聖地への旅 この空路み旨かしこみて往く | 2 音に聞きし 約束の地 今こそ希望(のぞみ)は 満たさるるなれ わがキリストの み跡慕はし この旅路すべてみ腕のうち | 3 アブラハムの 旅路のあと イサクとヤコブの 面影しのび エレミヤ、イザヤ 預言者の声 そのひびきこそは新たなれや | |
| B10 | 主のみわざ慕いて――伝道の使命―― | 1981.05.07 | 讃美歌331 「主にのみ十字架を」 |
| 1 主のみわざ慕いて み霊により 人のため世のため 力尽くさん | 2 原始なる福音 力に満つ 使徒たちの如くに 道を伝えん | 3 無限無量なる この福音 いついづこにても 語りつたえん | 4 この福音を身に つけし我ら ひとにつたえざれば 禍(わざわい)なり |
| 5 誰しも伝道の 使命ぞある 召団の兄弟姉妹(はらから) 大胆なれ! | 6 聖名のためなれば み名に在りて み名のみ力をば 体現せん | 7 聖名のためなれば 十字架を負い アナテマ魂 貫き往かん! | |
| B11 | 塩の湖の――聖地旅行記念―― | 1981.05.07 | スコット作曲「春の夕 岡に海に」 |
| 1 塩の湖(うみ)の黄昏(たそがれ)どき み空画(かぎ)る虹の弓! 死海の西 赤き山は 自然の要塞マッサダ 砂漠つづく丘の腹に クムラン写本の穴あり 叢葉(むらば)の蔭ヨルダン見ゆ 長程サマリヤ越えゆく 湖(うみ)の面に帆影うごく 噫なつかしやガリラヤ湖 「深みに往け! シモン・ペテロよ」 主イエスの御声の聞こゆる | |||
| B12 | わが名のためには――黙示録第2、3章―― | 1981.08.31 | 聖歌582 「神の聖子に在す」 |
| 1 わが名のためには 耐え忍べよ 原始(はじめ)の愛なる 我と共に 勝利を得れば パラダイスなる 生命(いのち)の樹(き)の果(み)を 汝(な)れに与へん | 2 我はアルファなり オメガなるぞ 汝艱苦にぜ 主を欣(よろこ)び 死を越ゆるまで 忠実なれよ 汝はうち勝つ 第二の死にも | 3 愛する召団 勇み進め 両刃(もろは)の剣の 閃(ひらめ)く下(もと) 勝利を得れば 神秘なるマナ 新しき名をぞ 汝れらに与へん | 4 光の眼(まなこ)の 神の子なり 人の心腸を 見給ふ君 「汝れの信望 愛を知るなり 曙(あけ)の明星は 汝が光なり」 |
| 5 汝(な)が眼を覚(さ)まして 帰り来たれ み霊の衣(きぬ)着て 進み往けよ 勝利を得れば 汝の名をば 生命の書(ふみ)にぞ われは記(しる)さん | 6 ああ全世界に 戦争(いくさ)あらん 核の爆弾も 降らば降れよ 主は避けどころ み霊は力! 聖国に帰らば 栄光の柱石 | 7 アーメン主キリスト 根源者よ! み霊は火の如 燃えて熱し 主は扉(と)を叩く 開(あ)けて愛餐! 主と一つなるぞ すべての召団 | |
| B13 | 東京駅頭――噫小池政美―― (小池辰雄独唱あり) | 1981..09.16 | 讃美歌312 「いつくしみ深き」 |
| 1 東京駅頭 見送りてける 兄(かれ)の面影は 髣髴(ほうふつ)として わがまなかひにぞ 今も浮かびて 時の流れをば 忘れしむるか | 2 噫、小池政美 胸底深く 十字架を荷(にな)いて 独り北京に 十字架を在りて 戦い貫(ぬ)けり 誰かは知らんや 彼の涙を | 3 この世を去るとき 白き衣の キリスト現われ 彼を呼びけり 「主は招き給う 我を聖国へ さらば母上よ ゆるし給えや!」 | 4 秋はまだ浅き 九月二十二 北京のみ空へ 天翔(あまが)けりける 時しも青春 二十路(ふたそじ)七つ 彼の生涯(いのち)こそ 永遠(とわ)の星なれ |
| 5 星霜(せいそう)は移り 六十路(むそじ)を経たる この秋奇(くす)しや 今ぞ北京へ われは旅に立つ 福音のゆえ 七宝(しっぽう)の道の 桂子女史らと | 6 われらのキリスト! 我らの力 道伴(づ)れとなりて 助け給えよ 聖霊の愛は われらに満ちて 中国の人を 抱き包まん | 7 七宝の道の 個展は北京 洛陽二都にて み霊の作品(わざ)の 証しを立ててぞ 中日間に 文化の虹をば 永遠(とわ)に架けなん | |
| B14 | ああ見晴るかす――長城と天壇―― (小池辰雄独唱あり) | 1981.10.09 | 讃美歌515 「十字架の血に」 |
| 1 ああ見晴るかす 北の尾根の 万里の長城 何を語る 登り往き 筆を執る わが後べに 誰か迫る | 2 振り向き見るに 誰も居らず み霊に震えて 筆は走る ささやくは 誰なるや 振り向きけるに 人影なし | 3 ああ霊(く)しきかな 小池政美 われらを呼びてぞ 黙示しける 鳥の如 城を越え 天壇(てんだん)指して 魂(たま)は飛べり | 4 大理石なる 天壇の蔭 犠牲(いけにえ)の壇の ほとりに坐し 主に歌い 祈り入る 仰げば月と 宵(よい)の明星 |
| 5 見よ天壇の 真中の上 白妙えの天女 舞い昇れり われらの主 キリストよ この霊徴に 我ら応(こた)えん | |||
| B15 | 世界に名だたる――中国の旅―― (小池辰雄独唱あり) | 1981.10.24 & 10.26 | 「追憶」 |
| 1 世界に名だたる 北京の故宮に 宝玉玖瑰(マイエ)の 輝く宝刀 見出しわれらは よろこびに酔えり その道しるべは 小池政美なり ああ夢路の啓示(しらせ)! | 2 北京と洛陽の 七宝芸術展覧 いづれも中国の 胸に沁み入る われらの女史の 芸術(たくみ)の源(もと)こそ 主のみ力なり 聖名に栄光あれ ああ友好の虹よ! | 3 中国の古都西安 神秘の華清池 水面(みなも)に映りし 楊貴妃の影 今もたゆとうや 月影ゆれたり 悲劇に終りし 玄宗の姫(ひめ) ああ東洋の華(はな)よ! | 4 李白、杜甫、楽天、 詩人の都 洛陽の河べ 岩をうがてる 天つ龍門の 仏像の御影 歴史を貫き そのみ魂(たま)は生く ああ霊(く)すしや如来! |
| 5 曠漠涯(は)てなき 中国の南 心を躍らす 奇峯連なる 八重に畳(たた)なわる この大景視 大空を指してぞ 雄叫(おたけ)ぶ姿よ ああ素晴らし桂林! | 6 そびゆる畳采(じようさい)山 晨に登れば 眼下(がんか)の漓江(りこう)は 紺碧(こんぺき)の流れ 夕に登れば 陽光(ひかげ)にかげろい 山嶺(いただき)は妙えに 彩(いろ)どられゆけり ああ忘れじこの日! | 7 漓江(りこう)の河くだり 爽快(そうかい)なりけり 茅(かや)船往き交(か)い 岩間に畠(はたけ) 船路は龍の如 神秘のパノラマ 創造のみ神の このみ業奇(く)すし ああ世界の桂林! | 8 朝霧たなびく 山影の下 漁(すなどり)船往く 暁(あけぼの)の湖(うみ) 東雲(しののめ)を破り 赫(あか)き陽(ひ)昇れば 黄金(こがね)の小波(さざなみ) きらめきわたる ああ太湖(たいこ)の晨! |
| 9 長江と黄河を 結びて延びる 運河は万里の 水路なるかな 旧(ふ)りにし船体(ふね)をば 家とし生くるや 原始の相(すがた)の 素朴の人々 ああ運河の生命(いのち)! | 10 幼き時より 音に聞きたる 華やかなる市(まち) 上海(しゃんはい)の夕 汽船を眺むる 人々の群 あこがれの胸に 幸(さいわい)あれかし ああ東洋の港! | 11 長程日日(かが)なべて 三十日(みそひ)に近き 中国の旅路 感慨無量! 百聞一見に 如(し)かずと悟る 親しみ深めん 中国の人と ああ神の子らよ! | |
| B16 | 炎の如く | 1981.11.10 | 讃美歌514 「弱き者よ」 |
| 1 炎の如く み霊燃えて 全召団に 霊火をともす キリストは 力なり エン・クリストの 現実(うつつ)なれや! | 2 み空翔(か)ける み霊の翼(はね) 全召団に 天降(あも)りし給え! 祈り入る キリストに 主と一つなり あなうれしや! | 3 噫この世紀 危機を孕(はら)む 宇宙を抱く 主キリストよ 天を裂き 闇の世に 霊光投げて めさましめよ! | |
| B17 | すべての人に――我は罪びとの首なり(テモテ前書1・15)―― | 1983.8.31 | 「浜辺の歌」 (この歌は合唱すべきものに非ず) |
| 1 すべての人に 救いあれ! 然かあらざれば 如何にせん 罪びとらの 首(かしら)こそは この身なれば パウロの如 | 2 主のみ声あり 「我れこそは 十字架に在りて 汝(な)がために 罪びとらの 首(かしら)となり あがないたり 汝(な)がすべてを」 | 3 主は知り給う いと深く われは黙して 主にゆだぬ 見よ、キリスト 来たり われを抱く エン・クリスト! | 4 主に在りて 我れ十字架と み霊の愛に 生くるなり 主のスティグマ わが身にあり 噫、主の愛 極み無けれ |
| 5 主のみ光を 身に浴びて 主のみ力に 満たされぬ 主と一如(いちにょ)に 無者とされて 主の身証(あかし)を 生きてし往かん | |||
| B18 | 八十路の峠 | 1984.01.10 | 一高寮歌「暁寄する新潮の」 |
| 1 明治は三十七の年 日露開戦その前夜 如月(きさらぎ)の星閃めけば 弥生(やよい)が岡に産声(うぶごえ)を あげて生(あ)れにし吾(わ)れなるか | 2 幼き時に父は去り 母は五人の遺児抱(かか)え お茶の水なる女子校に 教育の道励みつつ われらをよくぞ育てたる | 3 我は弱虫泣虫の 寔(まこと)「づくなき」児(こ)なりけり さはれ真善美に対し 感激性の浅からぬ 夢ゆたかなる少年よ | 4 同心町の二階屋に 舎兄政美と暮らしける 附中時代の生きざまが 髣髴(ほうふつ)として目交(まなかい)に 現前するかな感無量! |
| 5 長兄北京に仆れたり 母は船路に失明す 次兄の忍苦いかばかり わが青春の暴風雨(あらし)なり 天地晦冥どん底よ! | 6 水戸高校の時にして 大手町なる内村の 聖書の講義胸をうち 光を浴びて信ぜしは 二十歳(はたち)に満たぬ時なりし | 7 病の波に襲われて 惨憺(さんたん)たりし四年間 聖書とルッター、ヒルティーを 灯火(ともしび)として辿(たど)りける 独り旅路を忘れめや | 8 東大独文学窓は 古典の粋たるゲーテ、シラー、 ダンテとミルトン、欧米の 詩歌の世界に憧憬(あこが)れて 日に夜を継いで読み耽(ふけ)る |
| 9 藤井の門下五星霜 主の日遵(まも)りて貫きぬ 噫、千九百三十年 内村、藤井仆れたり み空に点(とも)る巨星(ほし)二つ | 10 阿蘇の深山(みやま)の瀧見荘 聖霊降臨、新生よ! 使徒らの次元慕はしや 十字架・聖霊(みたま)の現実を 生涯(いのち)を賭けて行き貫(ぬ)かん。 | 11 大道無門キリストの 無者たる実存賜りて 左顧右眄(さこうべん)なくわれは往く 万人(すべて)を抱くキリストの 無量の愛ぞ力なる。 | 12 八十路(やそじ)の峠を迎えたり 無尽の涙を霊泉とし 漲る血潮を霊火とし 吹き捲(ま)く聖霊(みたま)を台風(あらし)とし 一大詩篇は成りゆかん! |
| B19 | 真白き峰の――キリスト受難劇への旅―― | 1984.05.17~28 | 讃美歌214 「北の極なる」 |
| 1 真白き峰の アラスカを越え 北の極なる 星を仰ぎ 西へ西へと 我らは飛べり その旅心 妙(たえ)なるかな | 2 世にも名だたる ロマン街道 ヴュルツブルクに そびゆる城 クレクリンゲン 噫マリヤ像よ! 往けども尽きぬ 緑の原 | 3 ローテンブルク 中世の市街(まち) 昔を今の そのゆかしさ 大都ミュンヘン ピナコテークよ! ノイウルムには 百歳嫗(ももとせびと) | 4 ヴィース教会 ロココ芸術(たくみ)の 最美の型と 瞠目(どうもく)せり ロマンの権化 白鳥の城 夢か現か 外観(そと)も城内 |
| 5 上部(かみ)のアンメル 救済(すくい)を祈り 村人こぞり 受難劇を 創始(はじ)めて年は 三百五十 観劇の客 全世界ゆ | 6 演ずる人は みな素人 そのコーラスの 神さびたる ひびきは山に 谺(こだま)するか 観劇の客 しづもりたり | 7 十字架上の キリストの影 棄身の演技 胸に迫る 復活の主と マグダレナの 出会いの場面 あなうれしや | 8 インスブルクよ ザルツブルクよ 歴史を語る 教会堂 今の世の人 祈り心を 忘るる勿(なか)れ 生ける神に |
| 9 列車は走り スイスに向かう 窓べの景観(ながめ) 忘れがたし 湖畔の市(まち)は ルツエルネなり アルプスの国 ああ美わし | 10 旅の果てなる ユングフラウよ 霊視せよとて 雲に隠る グリンデルより アイガー仰ぐ 「愛(アイガー)がある会」 再(ま)た会うまで | ||
| B20 | イスラエルの旅 | 1985.02.17 | 讃美歌512 「わが魂の慕いまつる」 |
| 1 イエス・キリストの み跡したひ はるかなるイスラエルへ われら旅せん 旅心は 世界平和祈りつつ ゲッセマネの森 ゴルゴタにて あがないの愛を浴び 園の御(み)墓より よみがへりし キリストに今日も会いなむ | 2 ああベツレヘムよ 救主の 生(あ)れましし星の夜(よる)よ 聖子(みこ)のみ光 今日も明日(あす)も 旅路を照らし給へよ クムラン、エリコ サマリヤを経(へ) ガリラヤ湖に出づれば 今もキリストの み声聞こえん 山上の大告白! | 3 ガリラヤのカナ かの婚宴 招かれしマリア、イエス 饗宴(うたげ)のさなか 葡萄酒尽き すべもなきにキリストは 瓶(かめ)に満ちたる 水を視(み)つめ 祈りにて酒(さけ)に化す キリストの愛は み力あり 主の愛に今日も生きなむ | |
| B21 | 日本キリスト各召団に寄す――聖書伝道五十年の峠にて―― | 1990.08.05 | 讃美歌169 「聞けよやひびく」 |
| 1 み霊の翼 うち張り翔ける 伝道の旅人(たびと) 北斗の召団 | 2 公文(くもん)の教育(おしえ) 聖書の智慧の 証明(あかし)となすは 日光の召団 | 3 教育の業(わざ) 地道になして 福音するは 浅間の召団 | 4 霊峯仰ぎ 弱者を助く 愛の証示(あかし)の 白隠召団 |
| 5 比叡の麓(ふもと) 学問(まなび)の子らに 主の愛流す 加茂川召団 | 6 光明(ひかり)皇后(きさき)の 慈悲の心を 主に在りて生 三笠の召団 | 7 円現塾の 源泉何ぞ み霊の力 浪花(なにわ)の召団 | 8 七宝の美術 創作無限 福音の光 玖瑰(マイエ)の召団 |
| 9 農事はいのち 主の心なり 種子蒔きをなす 讃岐の召団 | 10 聖書(みふみ)の写本 全うしたる 天剣の人 鹿児島召団 | 11 五三、三五の イザヤの預言 そのキリストの 武蔵野召団 | 12 エン・クリストの 旗幟(きし)あきらけき 十一の召団 ハレルヤ・アーメン |
| B22 | 失明と十字架――聖書伝道五十年記念日を迎えて―― | 1990.09.22(この詩歌は愚生が独吟すべきもの) | 讃美歌404 「山路越えて」 |
| 1 大正の世に 兄と我れは 同心町にて 共に暮らす | 2 兄はいつも 主にひたすら 従いまつりて 雄々しかりし | 3 噫(ああ)北京は 彼の任地 正に火の如く 燃えて在りし | 4 サタンの業(わざ) 彼れは知れど 十字架を負(お)いて 彼れは去りぬ |
| 5 父亡きあと 母は多年 我々のために 労苦せしぞ | 6 母は今や 兄を亡(な)くす その悲歎(かなしみ)は いかばかりか! | 7 遺骨抱き 母は海上(うみ)に 失明したるぞ 何たる無情! | 8 兄き十字架 母の失明 実(げ)にわが生涯(いのち) 弔戦(ちょうせん)なり |
| 9 聖書伝道 町に山に 五十年(いととせ)峠の 秋のこの日! | 10 受けし 想ひ返し み前に平伏し 独り落涙(なみだ) | 11 主キリストは 我れを愛し み霊の力を 与え給う | 12 世は棄つれど 君は棄てず 悲願を必ず 遂げさせ給う |
| 13 預言者・使徒! 我れも燃えて 炎の告白 詩(うた)とならん | 14 聖名に在りて 神のドラマ 生涯(いのち)の限りを 詠い尽(つ)くさん | ||
| B23 | 聖書伝道五十年の峠 | 1990.09.29 | 一高寮歌「そよぐ橄欖風かほる」 |
| 1 世紀は二十一の年 北京の空に星一つ 光芒妙えに点りしは 長月二十二の日なり わが兄政美若くして 生命を棄てぬ何ゆえぞ | 2 父亡きあとの嶮路をば のぼりつくせし峠にて 杖と頼みし長男の 遺骨抱きて帰るさの 黄海上にわが母は 失明したり噫無情! | 3 我れは内村山脈の 藤井の門下五年(いつとせ)の 世紀は三十路(みそじ)その時に 内村・藤井仆れたり かくてその友塚本の 門弟となり学びけり | 4 世紀は四十路(よそじ)星の日に 富士を仰ぎて武蔵野に 幕屋を張りてキリストの 道を伝えて今日茲(ここ)に 五十年(いそとせ)の秋迎えたり 峠の感慨(おもい)無量なり |
| 5 時期(とき)は世紀の五十年よ 阿蘇は霜月三日より 垂玉(たるたま)温泉(いでゆ)瀧見荘 深き祈りの集会(つどい)にて 手島と小池ひたすらに 神・キリストに叫びたり | 6 彩雲裂きて聖霊が われを霊撃したりけり その瞬間にわが体躯(むくろ) 宙(ちゅう)に浮びて地に伏しぬ わが全身はみ霊にて 漲りあふれ痺れたり | 7 かかるみ霊のバプテスマ 受けたる我は信仰の 霊(く)しき次元に入れられて 聖書のヴェールとり去られ 生命(いのち)と光、み力が われに臨めり噫感謝! | 8 キリスト・イエスは山上に 大告白を宣(の)たまえり その第一言神韻ぞ み霊に在りて冥想す これ福音の礎石(いしずえ)ぞ 我れ平伏して体受せり |
| 9 その第一言斯く言へり 「わが十字架は汝(な)が魂(たま)を 贖い採(と)りて無者たるの 現実(うつつ)の中に置きたるぞ 聖(み)霊は汝れを天国の 栄光(さかえ)の中に入れたるぞ」 | 10 十字架聖霊一貫の 絶対恩寵身につけて 使徒らの道を我は往き 不思議と力身証(あか)しつつ 左顧右眄なく四十年 伝道したり聖名讃う | 11 聖書は神のドラマなり 神・キリストのみ光が 罪過さわなる闇の世を 光の国に化せんとす 噫罪深き人の世は 大破局(カタストローフ)まぬがれじ | 12 われも同じく罪びとぞ わが生涯もドラマなり 我をば譏(そし)るパリサイに 何をか言はん我は往く 我を棄てざる主に在りて 魂極(たまきわ)る路果つるまで |
| 13 神の歴史の過現未を 主のみ光に映し見て み霊の愛と智慧をもて ドラマを謳はん使命あり ダンテとゲーテ詩の国ゆ 我を助けよ詩(うた)の道 | 14 「世界歴史は審判史」 かく詠いけるシルレルの 詩語(ことば)は正に真理(まこと)なり さはあれ審判(さばき)の奥深く あわれみあれば立ち帰れ キリストの愛受けよ人 | 15 権力武力財力に 涙と血潮流したる 各民族の人よ知れ 神の国にて汝(みまし)らは 神の慰め豊けくぞ 必ず受けて楽しまん | 16 我が詩(うた)の道果つるとき われ山頂にあらまほし われ唯だ独り平伏して キリストさまに祈り入り 天使の翼(はね)にのせられて 御国の園に入らまほし |
| 17 さらば召団それぞれの 集会(つどい)を地道に続けつつ こいねがわくは聖名のため 血の雄叫びに相応え 聖霊(みたま)に在りてわが友ら 生くるは伝道果てしなく | |||
| B24 | 米壽を迎えて | 1992.02.07 | 一高寮歌「春三月の武香寮」 |
| 1 千九百の九十二年 我は米壽を迎へたり 如月の空風寒く 雪白く天降(あも)り来たれり 聖霊の力ぞわが魂は 次元の飛躍与へらる | 2 啓示に因れる詩の旅路 み光のもと十余年 嶮路なれども跋渉の わが脚にみ力臨み 二十世紀を突破して 無限性なる詩よ成れよ | 3 世紀の終末(おわり)近づけり 世界に遍き国々が 天意の使命自覚せば 必ずや平安臨み かくて愛もて助け合ひ 平和の世界を来たらせん | 4 されど庶民も為政者も サタンの謀略(はかり)に操(あやつ)られ 利害でかたみに諍(あらそ)はば 大自然の動植物も そのため遂に滅びゆく かくて我らも自滅せん |
